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PMP試験の勉強法

米国PMI(Project Management Institute)が認定しているプロジェクトマネジメントに関する国際資格であるPMP(Project Management Professional)を取得したので、勉強の振り返りを兼ねて勉強方法を記述します。

PMP試験の合格率は60%ほどと言われており、合格率から考えるとそれほど難易度は高いようには思えません。しかし、そこが落とし穴でもあります。

PMP試験受験条件
1. プロジェクトマネジメントの指揮・監督する立場での経験
(大学卒業者は、プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、4500時間の実務経験、および36ヶ月のプロジェクトマネジメント経験)
2. 35時間の公式なプロジェクトマネジメント研修の受講
受講料は、10~20万円ほどかかります。

また、受験費用が555ドルかかり、資格取得までにトータルで15万円~25万円程の費用がかかります。
会社から補助が出る人には、それなりのプレッシャーがかかると思いますし、個人で受験する人には費用面で大きなプレッシャーがかかります。
つまり、受験者全員がPMとしてのキャリアを有し、受験費用も高いことから気軽に受験できる試験ではないため、受験者はそれなりに勉強した人しかいないにもかかわらず、40%ほどの方は不合格となってしまう試験なのです。

そう考えると、受験費用も安く、受験申込者に対する受験者の割合が70%程になってしまう情報処理技術者とは、単純に合格率で難易度を比較することはできないでしょう。

次に勉強方法を記述します。

1.プロジェクトマネジメントの基礎知識を身に付ける
2.問題集を解く
3.PMBOKガイドを読む
4.流れを理解する
5.主要なインプット、ツールと技法、アウトプットを暗記する
6.関連知識を身に付ける

詳細を見て行きます。

1.プロジェクトマネジメントの基礎知識を身に付ける
プロジェクトマネジメントの実務経験はあっても体系的に学んだことがない方は、基礎を身につけるために次の本を読むことをお薦めします。


プロジェクトマネジメントに関する項目が、包括的に分かりやすく記述されています。

2.問題集を解く
私は次の2冊を3~4回解きました。

(1)カブトムシ本(表紙にカブトムシの絵が描かれている)
山戸 昭三 ¥ 2,940

問題文に違和感を感じるところが数箇所ありますが、繰り返すうちに確実に実力が付きます。

(2)虎の巻

問題がプロセスごとに分かれていないため、解いているときにどのプロセスの問題なのか意識できません。
別途カブト虫本で補うか、各プロセスのインプット、ツールと技法、アウトプットを覚える必要があります。

双方とも良くできています。

3.PMBOKガイドを読む
いきなりPMBOKガイドを読み始めても眠くなるだけだと思います。
初めは、問題集を解き、答えあわせをしながらPMBOKガイドを参照すると良いと思います。そうすることにより、重要ポイントが絞れますし、問題集を繰り返すうちにPMBOKガイドの全ページを読み込むことになります。



試験問題の和訳が分かり難いため、英語でも理解する必要がると言われています。英語で理解することはベターだと思いますが、マストではありません。

4.流れを理解する
PMBOKガイドや問題集は、プロジェクトマネジメントでの活動を細分化して説明しています。細分化された個々の領域についての知識を増やすだけでは知識の断片の習得だけで終わってしまうため、各プロセスの内容を理解するとともに、意識して俯瞰的にプロジェクトマネジメントの流れを理解する必要があります。
過去に経験したプロジェクトとPMBOKガイドを重ね合わせ、実際に自分の手を動かして、流れを紙に書く練習をすると良いと思います。
試験では、問題集と似た問題も出題されますが、まるで異なる問題も出題されるため、流れを理解していないと対応できません。

5.主要なインプット、ツールと技法、アウトプットを暗記する
単純に暗記するのは非常に辛いのですが、プロセスの流れを理解していれば暗記しやすいと思います。私は完全には暗記できていなかったため、暗記していれば解けたであろう問題をとりこぼしてしまいました。ただし、流れを理解していたため、合格ボーダーは超えました。

6.関連知識を身に付ける
プロジェクトマネジメントに関する関連知識を身につけます。
例えば、一般的なマネジメント・スキルを身につけるために会計の本や、人間関係のスキルを身につけるために組織に関する本を読んだり、リスクマネジメントの学習をしたりします。
そうすることにより、試験で多面的に問われても回答できる力が付いていくのだと思います。

推薦図書
(1)
Rita Mulcahy ¥ 9,406

洋書ですが、かなりの良書と言われています。私は部分的に参照しましたが、読み込むほどには活用しませんでした。

(2)
峯本 展夫 ¥ 2,520

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナルの本質が理解できます。
「待つ力を持つ」
私の大好きな一冊です。

(3)

「リスクのないプロジェクトはやる価値がない!」
この一言を聞くと、気持ちが高ぶります。


大半の受験者の方は、問題集を繰返し解き、それなりにインプット、ツールと技法、アウトプットを覚えて望んでいると思いますが、そのレベルが正に合格ボーダーライン近辺であり、不合格になることも多くなるのではと思います。
確実に合格レベルに達するためには底力を付ける必要があり、上述を実行することをお薦めします。
4時間で200問を回答しなければならない本試験は、なかなか過酷なものです。なぜなら、和訳のフォントが見難い、時に和訳が分かり難い、ディスプレイがチカチカして目が疲れる、など決して快適な試験とは言えないからです。
底力をつけて、一発で合格することをお薦めします。

私はPMPを取得したことから、今後は自分なりにプロジェクトマネジメントの体系を再構築したいと考えています。

*

PMPの合格により、今年の元旦に宣言した目標を一つ達成しました。
この調子で、もう一つの英語に関する目標も達成したいと思います。

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