社団法人中小企業診断協会東京支部が発行している広報誌「RMC東京ニュース」の3月号に、私が執筆した記事が掲載されていますので、ご紹介いたします。
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独自の製品・サービスに取り組むモデル的製造業
―城南支会研修部主催 (株)チバダイス工場見学会報告―
城南支会研修部主催の(株)チバダイス八潮工場(埼玉県八潮市)の見学会が1月16日に開催された。東京商工会議所主催「第5回勇気ある経営大賞」大賞を受賞した当社の特徴を中心に見学会の報告を行う。
1.事業概要
昭和41年の創業以来、歯車のみにテーマを絞り、研究、開発、設計、試作、金型(入子)製造、成形、試験・評価まで一貫して手がけており、特にOA機器、医療機器などの精密歯車に強みを持っている。
2.特徴
(1)製品・サービス
2つのプラスチック平歯車を半ピッチ位相をずらして一体化させることにより、低騒音、高寿命を実現した「ノブシックギヤ」の製品化や、量産品と同品質の試作品を超短納期で実現する「スピードトライ」といったサービスの提供が特徴的である。
(2)産学連携による研究
「プラスチック・ギア・システム(PGS)研究所」を設立、所長に工学博士を迎え、歯車の耐久性向上、騒音の低減を実現する製品の研究や、磨耗状態の調査からプラスチック材料の提案などを行っている。
(3)設備
機械設備は年代モノから最新設備まで豊富に揃っている。良い従業員が良い機械で良い製品を作り、顧客の要求に応えることにより利益が上がる。それとともに顧客の要求や従業員の機械に対する要求が更に上がるため、積極投資を行なうそうだ。また、古い機械にしかできない作業もあるため、全ての機械を大切に扱っている。工場の床は板張りで、体への負担減少やモノを落とした際のクッションの役割を果している。
(4)従業員育成
PGS研究所所長が講師となり、チバ大学と名付けた勉強会が従業員から好評を得ている。モチベーションクリエータ(MC)という若手従業員の相談に気軽に乗る制度、目標管理、フットサルやエコカーレースなどの交流会も盛んであり、社内のコミュニケーションが積極的に行われている。出入りの多い業界ながら定着率は着実に向上し、多能工の育成にも効果が出ている。
3.事業承継
現社長は30歳という若さで社長に就任したが、仕事を積極的に任され、役員も応援してくれたこともあり承継も成功している。社長就任後、現在までの9年間に低価格受注を避けて売上を下げたこともあったが、現在は前述した独自路線を追及することで業績は向上している。
4.感想
価格競争を避け、高い技術力の追求と短納期体制の実現は、社長の思いである人材育成と積極投資が源泉になっていると感じた。これらは、今後の日本の製造業に強く求められるものであり、当社は中小企業のモデル的製造業であるといえるだろう。
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「RMC東京ニュース」は、(社)中小企業診断協会東京支部の会員には無料で配布されておりますが、会員以外の方は馴染みがない人も多いことと思います。
一部500円で販売されていますので、ご希望の方は東京支部へご連絡ください。
また、国会図書館にも所蔵されていますので、ご閲覧ください。
社団法人中小企業診断協会東京支部
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2008年5月11日から11ヶ月間、
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