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中国産食品の安全性

先日、千葉県で中国産冷凍ギョーザを食べた一家5人に下痢や嘔吐の症状が表れ、一人が重体になってしまいました。原因は、中国産冷凍ギョーザに殺虫剤成分である有機リン系薬物「メタミドホス」が入っていたことによる食中毒です。

中国産ギョーザ中毒

以前から中国産食品の安全性に疑問が投げかけられていましたが、「またか」といった感想をお持ちの方も多いことと思います。

ここで、中国という国と中国産食品について様々な疑問が湧いてきます。

1.中国とはどのような国なのか
2.中国産の食品は安全なのか
3.日本で消費される食糧は、どの程度中国に依存しているのか
4.日本の検疫の仕組みはどのようになっているのか
5.日本企業は中国産食品へどのように取り組んでいるのか

順番に見て行きたいと思います。


1.中国はどのような国なのか
皆さんご存知のとおり、中国は急速に工業化が進み、環境対策が疎かになっています。

言葉で知っているのと、写真で見るのとでは大きな乖離が生じていることでしょう。

アジアの安全な食べ物 中国の7色に輝く河川と食品

このように、青、赤、緑色など信じられないような水質汚濁が生じており、奇形動物の増加やがん患者の増加が報告されています。


2.中国産の食品は安全なのか
2001年、2002年に中国産輸入野菜の残留農薬問題がマスコミにも大きく取り上げられ、輸入禁止食品も増加し、中国産野菜を「毒菜」と呼ぶ人が表れました。

いま食卓に急増する中国野菜は安全か

その後、落ち着いたようにも見えましたが、昨年の段ボール肉まん事件や北京オリンピックに向けて中国に対する注目度が上がり、食品問題にも注目が集まっているように思います。

その間、危険食品が減少してきたかというと、疑問を持たざるを得ません。

事件の一例を調べると、いくらでもでてきます。

豚足、過酸化水素水で漂白 中国のレストランで提供

遼寧省瀋陽市の多くのレストランで、見た目を良くするために豚足を過酸化水素水に漬けて漂白し、客に提供していたことが分かった。使用溶液の濃度は不明。日本では過酸化水素の溶液は濃度によっては劇物に指定されている。


缶詰の果物など14%不合格 中国、品質基準満たさず

中国検疫当局はこのほど国内市場で販売されている缶詰の果物や野菜を対象に品質調査を実施、14%が食品添加物の過剰使用や内容量不足などで定められた品質基準に達していなかったことが分かった。
 調味料に対する調査でも、15%以上が品質基準を満たしておらず、検疫当局はメーカー側に改善策を取らせるよう各地方に指示した。


食品以外にも、このようなところに危険は潜んでいます。

弁当、コンビニ業界に新たな“中国リスク”によると、割り箸のほぼ100%が中国製とのことです。

CERES安全な竹割り箸によると、従来品の割り箸を金魚の水槽へ沈めて7日後には、死滅していまうとの実験が報告されています。従来品の割り箸には、防腐剤や漂白剤が染み込んでいるからだそうです。

この件は私自身大変興味があるので、割り箸を水に漬けて水の変色を観察してみたいと思います。


3.日本で消費される食糧は、どの程度中国に依存しているのか
輸入検疫 量も質も限界 YOMIURI ONLINEによると、

(1)厚生労働省の統計(2006年)
・輸入食品届け出件数185万9281件のうち、中国からが57万8524件と31.1%をしめている

(2)日本貿易振興機構(ジェトロ)(2006年)
・日本の輸入食品に占める中国産の割合は10.2%
・野菜だけで見ると59.0%が中国産
・ネギ、ゴボウ、サトイモなどは、ほぼ100%が中国産

(3)日本の食卓が中国に大きく依存する理由
①(中国は)国土が広く、野菜の栽培に適している
②労働力が豊富
③地域によって寒暖の差があるため、通年で供給できる
④日本に近く、輸送コストを抑えられる

となっています。


4.日本の検疫の仕組みはどのようになっているのか
外国からの危険物を水際で食い止める役目を果すのが厚生労働省の検疫です。
厚生労働省 輸入食品監視業務ホームページによると、主にサンプリングにより検疫をしています。

しかし、食品全体を検査できているかというと、そうではありません。

前述の「輸入検疫 量も質も限界 YOMIURI ONLINE」によると

ギョーザのような加工食品は通常、大腸菌や添加物の検査を行うだけで、残留農薬の検査は原則として行われていない。(略)加工食品は検査自体が難しい上、人手も限られている。検査体制を広げると、野菜などの検査がこれまで通りできなくなる。

加工食品で残留農薬検査をしない理由
①寄せ集められた一つひとつの原材料の量が少ないため、残留農薬が検出される可能性も低い
②複数の原材料が混じっているため検査が難しい
③加工時に熱処理や洗浄を施すことで、原材料の時点より残留している可能性が低い

となっています。

特に加工食品の安全性は確保されていないといえるでしょう。


5.日本企業の中国製食品への取り組み
消費者に一番身近な食品を提供する企業の取り組みはどのようになっているのでしょか。

すかいらーく、中国製加工食品すべて中止

中国で調理した加工食品の使用を中止することを決めた。冷凍ギョーザによる中毒発生で、「中国産食品への信頼が低下した」(広報担当)ための措置という。

消費者利益を最優先する姿勢にとても好感が持てます。全ての企業が消費者志向を推進することにより、日本の安全が守られるといえるのではないでしょうか。


中国産食品の安全性を見てきましたが、現在、危険と思われる食品が流通していることは事実であり、日常を無防備に過ごしていては防ぎようがないというのも事実です。
しかし、だからといって対策を行わないと自分に害が及ぶので、少しでも安全になるような行動をとる必要があります。

自己防衛法として、「生産者の顔が分かる食品を食べる(近所の無人野菜販売など)」、「できるだけ加工食品をさけ、また自炊するようにする」などがあげられます。

「安心・安全・健康」がなによりも大切なことであると改めて感じさせられます。
長期的には、国をあげて食糧の自給率を高め、安全で暮らしやすい日本にしていく必要もあるでしょう。

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