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化学プラント事故に対するリスク管理

12月21日に発生した三菱化学鹿島事業所化学プラントの火災(神栖市)で、死傷者がでてしまいました。

私自身、新卒で入社した会社で石油精製・石油化学プラントの設計を行なっていたこともあり、とても他人事とは思えません。

今年発刊されたプラントの写真集がヒットし、今までほとんどなじみがなかった石油化学プラントが、一般の若い人達の間にも認識されるようになりました。しかし、写真集ではメカニックな外見しか見ることができないため、プラントがどのようなものなのか知る人は少ないのではないでしょうか。



石油精製・化学プラントでは、原油を原料として各種石油化学製品を作ることから、引火性が非常に高く、また様々な製造過程を経る中で高温・高圧になり、プラント自体の規模も大きいことから、火災になると大爆発や大火災に発展する可能性があり、大変危険を伴う工場なのです。

当然のことながら、現場で働く人々は十分な教育を受け、完成度の高いマニュアルに沿って作業を行なうことになりますが、今回のような大惨事が頻繁に起きているのです。

事故のリスクはいつでも伴いますが、リスクが現実問題として発生しないように十分な対策を行なう必要があり、中でも従業員教育は最重要課題だといえます。

過去に生じた事故の原因を知り、教訓を得て、それらを現場で働く人全員で共有し、今後の活動に生かすことが重要なのです。

科学技術分野の事故や失敗の事例を分析し、得られる教訓とともにデータベース化したもので、科学技術振興機構(JST)が無料で提供しているサービスがあります。

失敗知識データベース

社内で情報を共有する際のナレッジマネジメント(KM)のサンプルにもなるとてもよく出来た情報共有サイトです。
代表図、事例概要、経過、原因、対策、知識化、物的被害、被害金額などの項目ごとに記述されており、よく整理されています。

ぜひこのサイトを活用して事故率の低減を図るとともに、社内での情報共有ツールの構築にも役にたてていただきたいと思います。

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